《Museum of Science and Industry》2018年8月マンチェスターの旅

メインイベントの翌日、
少しは観光らしきこともしなきゃなーと思って、
マンチェスターといえばあれだよね、産業革命、
ということで、科学産業博物館に行ってみることにした。

街中の案内標示
公式サイトではScience and Industry Museum
街中の案内標示やWEB上の観光ガイドなんかでは、
Museum of Science and Industry(MOSI)ってなってる。
でも公式サイトのがほんとだよねー。

煉瓦の建物
と思ったら、実物にはMuseum of Science and Industryって。
どうした公式サイトw

古めかしい建物
向い側の風情のある建物もMOSIなんだね。
AIR & SPACE HALL 飛行機とかかな。

とりあえず、メイン棟とおぼしき煉瓦のほうの建物に入ってみる。
「入場は無料だけど、できれば3ポンド寄付してもらえないかしら?」
みたいな貼り紙がたくさんあるので、仰せの通りに。

Cottonopoliceの説明版
マンチェスターといえば綿工業。

綿花
このふわふわが、

製糸機械
こうやって糸になる。

紡績工場の様子の説明文
19世紀、Cottonopolisを支えた労働者たちの境遇は過酷だった。

製糸機械
スタッフさんが、製糸機械を動かしてくれたんだけど、
びっくりするくらいの大きい音!!
1台でもこの音。これが何台も何台も動いてる部屋に、
1日12時間、週6日。それだけでも心身壊すわ。

ガラス戸のディスプレイ
あ。なんだか好きそうな気配が漂っている。

トラやネコの商標
うわー。トラもネコも持って帰りたい。
綿織物会社の商標だって。

ろうけつ染めの布
お。こっちはバティックだ。
黄色いのすごく好き、持って帰りたい。

木版
わー、ブロックプリントの木版だー。

線路
煉瓦の建物を出て、これはイギリスで最初に敷かれた鉄道跡。
たぶんそうだと思う。
この辺、あまりヤル気がない。
だって、時差ボケで慢性睡眠不足のうえに寒いし。

汽車
昔の汽車とか色々。産業革命の頃の蒸気機関車かも?
たぶんそうだと思う。
ますますヤル気がない。

鉄製の何か
あ、あれは?

Lancashire boiler 1889 説明版
ボイラーだ。蒸気機関。
あー、ボイラーって、そうか、ボイルするからボイラーか。
と、突然ひらめく。
いや、むしろなんで今まで気付かなかったの?

ボイラーの側面
横から撮りたいのに、ガラス戸にはさまれて、うまく撮れない。

側面アップ
このボイラーが、マンチェスターから世界中に送られて、
蒸気機関を動かして、人類の歴史を変えたんだよね。
感動。

と、さっきまでのヤル気のなさから一転、急に盛り上がる。
ヤル気スイッチの入るポイントがどこなのか、
自分でもよくわからない。
でも私が鉄子じゃないことだけは間違いないね。

さて、盛り上がったところで、そろそろおいとましましょう。
AIR & SPACE HALL?うん、また次回ね。
だって頭がボーっとするし寒いから、
早く座ってゆっくりビール飲まないと死んじゃうw

最初の煉瓦の建物に戻らなきゃ外に出られないようなので、
入館のときにスルーした入り口すぐの展示を、
ちょっとだけ見て帰りますか。

壁一面の機械
あっ。これって、もしかしてコンピュータ?

World first modern computer 1948 説明版
ああ、今のコンピュータの原型って、マンチェスターで開発されたんだ。
知らなかった。

ユニット中央の機械
世界初のプログラム内蔵型コンピュータ、愛称BABY
これはそのレプリカだって。

Baby Computer Commands 説明版
BABYが生まれてから70年後の今、
うちにあるほんの一抱えのタワーや、
会社の机の上の薄っぺらいノートPCや、
それどころか、この私の手の中にあるスマホで、
とてつもないほどの情報の処理ができるようになったよ。

ディスプレイに緑色のBABYの文字
そうなるってわかってたから、開発者の先生たちは、
この子(?)をBABYって呼んだのかな。

ユニットのド真ん中に浮かぶBABYって文字を見たら、
ちょっと泣きそうになった。
なんでだろう?よくわからない。
わからないけど、生まれてきてくれてありがとね、BABY
おかげで私の世界はうんと広がったし、
楽しいことがものすごくいっぱい増えたと思う。

およそポエムとは無縁そうな、
金属と配線むき出しの武骨な機械に感激して、
ポエム丸出しになったMOSIでした。

MOSI公式サイト内のBABY物語↓
'BABY' AND THE BIRTH OF MODERN COMPUTING

4Travelの旅日記はこちら↓
リアムとビールの夏休み:2018年8月マンチェスターの旅

コメント

  1. 堀河ですよー
    スチームパンクの夢を見られそうなとこですねえ!
    コットンはともかく、羊毛って当時どうしてたんでしょね。
    面白そうな展示です、行ってみたいなあ

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    1. スチームパンクってなんだろ?ってググってみた。そういうジャンルがあるんだねえ。
      何十年生きても知らないことだらけだw
      羊毛もググってみた。コットンに続いて産業革命による大工場化が進んだんだって。
      義務感みたいな感じで観光しに行ったけど、思いのほか楽しかったよ、MOSI

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