2015.9沖縄の旅のあとがき

まつりの後、いこいでビール飲んでの帰り道、
どこかから太鼓の音が聞こえる。
きっと、まつりを終えた青年会が外交してるんだ。

明日、朝早くに出発なので、
そっちの方向に行きたい気持ちを抑えて、宿へ向かって歩き出す。

前方に、幾人もの人影が見える。
近づくと、その中の1人が私に「こんばんは!」と、
深夜の薄暗い歩道とは思えないような、はきはき元気な挨拶をしてくれて、
続いて何人かが同じように「こんばんは!」と。

エイサー装束の青年たち、そして絣の着物の女の子たち。

「こんばんは。どこの青年会?」と尋ねると、
「赤野青年会です」

陽が傾きかけた頃、そのバチさばき、パーランクーさばきのかっこよさに、
他の青年会の何倍もたくさん写真を撮った赤野青年会。
うるま市のエイサーには、やっぱり何かつながる力があるのかな。

これからこのお店の前で演舞するんだろうなと思ったけど、
明日、朝早くに出発なので、
ここに留まりたい気持ちを抑えて、宿へ向かって歩き出す。
「エイサー見に来てよかった、ほんとによかった」って思いながら。

宿の窓から朝の空
旅を終えて帰ってきてから、うるま市のエイサーのことをあれこれ調べてて、
人がなかなか集まらなくて、今年のエイサーできるかどうか危うかったという、
ある青年会の話を目にした。
ああ、この青年会だけじゃないんだろうなあ、たぶん。

数か月間、仕事や家のことや学校や部活を終えてからエイサーの練習。
仕事が忙しかったり、試験があったり、ほんとは他にやりたいことがあったり、
きっと色々あって、そんな中で形を作ってきたのが、
まつりで私が観せてもらった演舞の数々なんだよね。

昔と比べて、エイサーを優先させることができない、
様々な現実が増えてるんだろうなということも、容易に想像できる。

そんな中で、伝統エイサーを受け継いで残していくのって、
青年たちが地域を思う気持ち、
しがらみ含めて、地域と自分とのつながりをないがしろにできない気持ち、
結局そこが頼りなんだ、と思う。

もうずっと長いこと、東南アジア方面に多く旅行してきたけど、
そろそろ今までとは違う文化圏もあれこれ経験してみたいかなと、
2~3年に1回くらいは、どこか行ったことのない国や地域へ、
出かけてみようかと考えてた。

でも、この沖縄旅行の後、
「いや、海外行ってる場合じゃないかも?」って気持ちが。

見たいものは見たいと思うときに見に行かないと、
いつまでもそのままそこにあるわけじゃない

今まで何度も経験してきたことだから。


>> 2015.9沖縄の旅の目次へ

コメント

  1. 沖縄は本土よりも中国と東南アジアの文化に近い気がしますよ。真ん中が壁になっていて脇を通って入る門(魔除けの意味でバリではよく見ますよね)、よくも悪くも土地の柵、いろいろな面での大らかさ。
    それと、本土の価値観のせめぎあいなんでしょうなー。

    私もまた行きたいけど、たぶん飲んでグダグダで終わるな。
    てびちの入ったおでんでオリオンビール♡

    返信削除
  2. ああ、今ふと思ったけど、この記事の最後のほう、
    私の文章力のなさで、意味不明な文章になってるのかな?

    「東南アジアと違う文化圏=沖縄」って考えてるわけではなく、
    今まで行ってなかった違う文化圏、
    例えば欧州とかアメリカ本土とかに、
    これからぼちぼち行ってみようかなと思ってたけど、
    もっと近くに、私のとっては今見ておかないといけないものが、
    あるんじゃないかってことー。

    自分にしかわかんないような文を全世界に公開してて、
    ごめんwww

    返信削除

  3. 改行おかしかったので、再度同じコメを公開して、
    元のおかしな改行コメ削除しようとしたら、
    その前に入れたコメ間違って削除したしwww

    ま、いっかw

    返信削除
  4. 間違って消したコメのおおよその内容↓

    たしかに沖縄、バリに似てる。
    飲んでグダグダおおいに結構。
    私はまたエイサーシーズンに行きたいなあ。

    みたいな感じw

    返信削除

コメントを投稿