2年余り前、すぅさんのこちらの記事とこちらの記事を見て、
それ以来憧れの地だったU zlatého tygra
地元の常連さんであふれかえるこの店で、
一見の客がその宇宙一のビールにありつくには、
とにかく開店時に行くべしとの情報を得て、
14時30分くらいから周囲をうろうろ、様子を伺ってると、開店15分前くらいに、
数人の地元民らしき人々が談笑しながら並びはじめた。
私も並ぶ。
しばらくして私の後ろに来たのは、偶然にも日本人、1人旅の青年だった。
せっかくなので一緒に飲みましょうかということに。
旅は道連れ。
そして開店。
私も前のお客を見習って「ドブリーデン」と挨拶しながら入ると、
それまで笑顔で「ドブリーデン」とお客に歓迎の意を示していた、
カウンター内の注ぎ手さんが、急にむっとしたような顔になって私の挨拶を無視。
ああ、歓迎されてないのね。やっぱ敷居が高い、厳しいなあ。
旅の道連れがいなくて1人だったらめげてたかもw
でもウェイターさんに指2本立てながら「2people」って言うと、
すぐ目の前の「RESERVE」札のあるテーブルに、座ってよしとのお許しが。
ありがたき幸せ~。
ここは、座ったら自動的にビールが与えられるということなので、
配給をワクワクしながら待つ。
これが、憧れの宇宙一のビール!
写真がピンボケなのは、感激の涙で前が見えないから(嘘)
かんぱーい、いただきます!!
あぁ、身体にしみじみしみわたって馴染んでいくような味と冷たさ。
なんだろうなあ、このおいしさ。私の表現力では説明できない。
ジョッキはザバザバ洗ってそのままのようで、
冷蔵庫で冷やしたりなんかしてない。
なぜ注がれたビールがこんなふうにしんしんと冷たいのか。
すべては彼らの、技とこだわりと情熱のたまもの?
長い年月、国の体制が変わってもこの店は、
きっと変わらずおいしいビールを注ぎ続けてきた、
プラハ市民とチェコ人のために。
だから歓迎されなくてもいい、
っていうか、旅行者を歓迎するようにはなってほしくないと思う。
私たちは、もし許されるなら少しの間お邪魔させてもらって、
チェコのビール飲み達の幸せのおこぼれを、
味あわせてもらえればいいんじゃないかな。
1杯目を飲み干すと、何も言わなくても2杯目が置かれ。
愛想はなくても目配りはちゃんとしてくれてる。
4人掛けテーブルの相席は2人のスパニッシュ。
1人はプラハで働いていて、彼の友人であるもう1人は、なんと、
マドリードで日本語ガイドをしてるとのことで、日本語ベラベラ。
「袖すりあうも多生の縁」とかも言ってたような・・・。
日本人でもよう使わんわ、そんな難しい言葉w
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酔っ払いがダブルピース(^-^;;;恥 |
さらに何も言わなくても置かれた3杯目をするっと飲み干して。
ああ、楽しかったなあ。
道連れくん、相席さんたち、ありがとう。
>> 2014年8月 プラハの旅の目次(@本家サイト)へ
おばんですー。外国人には敷居が高い「黄金の虎亭」指輪物語みたいですよね、店名が。でも挨拶なしはちょっと腹立つなああ。楽しかったみたいだから良かったですけど。そうそう、わたしのついった、@horikawayk堀川ゆきで検索してみてくださいませ。ヲタ全開で引くかもしれないけど、旅の話も馬鹿話もしてますので、飛び込んできて欲しいです、てへ。
返信削除おはようございます~。プラハに行って、ファンタジーの世界観とか設定は、間違いなく欧州のものだなあと実感しました。
返信削除私、普段は大っ嫌いなんですよ、お客にエラソーにする店が。そんなとこは絶対行かない。
でもこの「黄金の虎亭」は、よそ者が我が物顔で出入りするとこじゃないなーと納得できたんですよね。場所柄(観光エリアのど真ん中)旅行者にいい顔してると、地元民の憩いの場であることを守れないのかもしれないし。
Twitter、さきほど飛び込んでみました。私のほうも、わからん人にはわけわからんつぶやき多し。あきれずにお付き合いいただければ嬉しいですわー。
まみさん、虎の穴修行お疲れさまでした!!
返信削除無事に席も確保できて良かったです〜。
ああ、それにしても、なんて素晴らしい泡なんだろ〜
^^
あの感動的な味わい、ビール好きにはたまらないですよ〜。
余計なものは一切いらないし、とにかくビールそのものを味わう。
なかなか日本ではできないことですよね。
庶民の憩いの場として、コミュニティーとして、これからもずーっと続いて行って欲しいですね。
まみさん、強いな〜^^
すぅさん、やっと私も虎の穴へ~~~!!
返信削除2年越しの願いがかないました。
あのビールは、なんていうのか、特別ですよね。
ほんとに、まさに感動的な味わい。
それを地元庶民が、わいわい普通に飲み干していくのがまたいい。
教えてくださったすぅさんに感謝!!です(^-^)